Facebook(フェイスブック)・Instagram(インスタグラム)広告の出稿は、基本的にはビジネスマネージャという、ビジネスに関するアカウント・ページ運用全般をカバーするツールを介して行います。
色々なことが出来る分、広告出稿だけに特化した「Google広告」等よりも多くのツール・設定項目が登場し、なかなか分かりにくい部分が多いです。
登場する項目・ツール、それぞれの繋がりを簡単な図にすると以下のようになります:
分かりにくい!という感想はごもっともかと思います。多くの項目がやや複雑に絡み混同しがちなので、一つ一つ理解をしていきましょう。今回の記事ではツールについてご紹介します。
広告を出稿するためのツール
広告出稿に使用するビジネスマネージャ、広告マネージャ、そして広告のトラッキングに使用するイベントマネージャについて紹介します。
※余談ですが、「マネージャー」ではなく「マネージャ」です。
Facebook公式ページ・UI中の、語尾の長音符(ー)を省略する表記に則して記載しています。
ビジネスマネージャ
「ビジネスマネージャ (https://business.facebook.com/overview)」は、すべての広告アカウント、(Facebook)ページ、Instagram、アプリ、およびユーザー権限を、まとめて管理できるツールです。Facebook/Instagram広告出稿だけでなく、ページの運用・管理などFacebook/Instagramに関すること全般でこのツールを使用します。
ビジネスマネージャ配下に
・Facebookページ
・Instagramアカウント
・広告アカウント
・権限別ユーザー
が並ぶところがポイントです。
個人のFacebookアカウントをビジネスマネージャに登録し、必要に応じて、『このアカウントは管理者ユーザーとしてこのFacebookページと紐づける』といった使い方ができます。
詳細は公式のこちらのページも参照しましょう
広告マネージャ
ビジネスマネージャで作成する広告アカウントから、(ビジネスマネージャに複数の広告アカウントを登録してある場合は一つを選択して)「広告マネージャ (https://www.facebook.com/adsmanager/)」を使って、広告を作成・配信します。
Google広告などと同様に、キャンペーン>広告セット(≒広告グループ)>広告を作成できます。
「広告」の作成時の出稿元となるFacebookページあるいはInstagramアカウントを選択します。ここで広告アカウントとFacebookページあるいはInstagramアカウントが紐づくことになります。一つの広告アカウントから異なる出稿元を選ぶことも可能です。
イベントマネージャ
広告アカウントごとに、「イベントマネージャ (https://www.facebook.com/events_manage)」を使用して、広告着地先の訪問者の行動をトラッキングします。「ピクセル」を発行し、サイトへ埋込めば、Googleタグマネージャーのようにイベントを定義し、発生件数を追うことができます。コンバージョンに該当する行動もピクセルで定義し登録します。
広告出稿に関連するツールは基本的には以上となります。それぞれの詳細はまた別の記事にて説明します。まずは、登場する各ツールの違い・大まかな用途をしっかりとおさえましょう。