【GA4解説】イベントの種類

この記事の要点

樋口大輔
樋口

設定できるイベントは、大きく分けて3種類。「自動収集イベント」「推奨イベント」「カスタムイベント」です。

GA4のイベント

アナリティクスの新バージョン「GA4」は、イベント単位で計測していきます。

「イベント」とはウェブ上でのアクションのこと。例えば「ページビュー」も一つのイベントです。他に「クリック」「スクロール」「ファイルダウンロード」など、ユーザーがとり得る様々なイベントが想定できます。

GA4で計測できるイベントは、大きく分けて3種類。

  • 自動収集イベント
  • 推奨イベント
  • カスタムイベント

です。

自動収集イベント

その名の通り、自動的に収集してくれるイベント群です。
結構たくさんあるのですが、ここではウェブにおいて代表的なものを紹介します。

※GA4はアプリにおいても多くのイベントを測定できますが、ここでは割愛します。

イベント名測定タイミング
ページビュー(page_view)ページが読み込まれたとき
クリック(click)現在のドメインから移動するリンク(外部リンク)をクリックしたとき
スクロール(scroll)ページの90%までスクロールしたとき
初回セッション(first_visit)サイトに初めて訪問したとき
セッション(session_start)サイトに訪問したとき
ファイルのダウンロード(file_download)ファイルリンクをクリックしたとき
動画再生開始(video_start)動画の再生が開始されたとき
動画再生中(video_progress)動画が再生時間の 10%、25%、50%、75% 以降まで進んだとき
動画再生終了(video_complete)動画の再生が終了したとき
サイト内検索(view_search_results)サイト内検索が行われたとき

自動的に収集されるイベントについて詳しくは、Googleの公式ヘルプでご確認ください。

推奨イベント

自動収集はされないものの、Googleが計測を推奨しているイベント群です。計測するには管理画面から手動で設定しておく必要があります。

Googleの公式ヘルプでは、「オンライン販売」や「ゲーム」など業種ごとに分けておすすめのイベントを挙げています。

ここでは代表的な推奨イベントをピックアップします。

イベント名測定タイミング
ログイン(login)ログインしたとき
登録(sign_up)登録完了したとき
シェア(share)コンテンツを共有したとき
購入(purchase)購入完了したとき
リード獲得(generate_lead)お問合せフォーム等を送信したとき
カートに追加(add_to_cart)カートに商品を追加したとき
支払い情報(add_payment_info)支払い情報を送信したとき
ほしいものリスト(add_to_wishlist)ほしいものリストに商品を追加したとき

カスタムイベント

イベント名、パラメータ名を自由に設定して作成できるイベントです。自動収集イベントおよび推奨イベントに計測したいイベントがない場合に使用します。

設定は、GA4管理画面か、Googleタグマネージャでも可能です。

よくある使い方として、「特定のボタンのクリック」「特定のページのビュー」等をカスタムイベントとして設定することが多いです。

イベント名は、自動収集イベントや推奨イベントとは同じにならないよう、独自の名前をつけましょう。

樋口大輔
樋口

公式ヘルプで自動収集イベント、推奨イベントの一覧を眺めてみて、無かったらカスタムイベントとして設定する、という考え方が良いでしょう。

お問い合わせはお気軽に。

この記事を書いた人

樋口 大輔

新潟県新潟市出身。信州大学を卒業後、東京の出版社に就職。その後、日本とアジアを放浪。社会復帰し、ウェブ制作会社(東京)〜ウェブ制作会社(新潟)を経て、2015年5月キタック入社。2020年4月より現職。