Googleアナリティクスのユーザー特性を表す指標として「新規顧客とリピーター」があります。
指定した計測期間で、初めてのセッションなのか、それとも二回目以降なのかを判別する指標です。
アナリティクス上ではそれぞれ「New Visitor」「Returning Visitor」と表示されます。
この指標について解説します。
新規とリピーターの定義
新規とリピーターの割合は、Googleアナリティクス上で、下記のようなグラフで表示されます。
このグラフでは、指定した計測期間に置いて、「New Visitor」が74.9%、「Returning Visitor」が25.1%。
新規顧客のほうが多い、ということが分かります。
過去二年以内にサイトを訪問したことのないユーザーによるセッション
過去二年以内にサイトを訪問したことのあるユーザーによるセッション
上記の定義で、ポイントは2つあります。
- 過去二年というのが基準…1年半前にサイトを訪問したことがあるユーザーによるセッションの場合、Returning Visitorとして計測されます。
- ユーザーではなくセッションである…Visitorという名称から勘違いしやすいですが、これは「新規とリピーター」の概念は「ユーザー」ではなく「セッション」に紐付けられています。
「ユーザーでなくセッション」というのは、よく考えてみれば当たり前かもしれません。
例えば計測期間内に、新規ユーザーが2回のセッションを行った場合、「ユーザー:1」「セッション:2」と計測されます。そして「New Visitor:1」「Returning Visitor:1」となるわけです。
リピーターについてもう少し細かく分析可能
リピーターについては、リピートしたセッションの回数や、リピートしたセッションの間隔(日数)などのデータを取得できます。
これにより、リピーターの熱量なんかが推し量れたりもしますね。
新規を重視するか、リピーターを重視するかは、Webサイトの目的や戦略により違います。単純な数字に踊らされることなく、目的からの逆算で冷静に分析していきましょう。