タイトル要素がいつも使われるわけではない
Google検索の検索結果では、ページのタイトル要素(タイトルタグ)がいつもそのまま使われるわけではありません。
以下の記事をご参照ください。
検索エンジンは、タイトル要素がページの内容を表していない可能性を考慮して、場合によりタイトル要素以外のテキストも使用して検索結果に表示します。
そして「Google検索セントラル」によれば、この「タイトル要素以外のテキストが使用される仕組み」は、2021年8月にアップデートされました。
この記事では、検索結果にウェブページのタイトル要素以外が使用されるケースを紹介します。
検索結果にタイトル要素以外が使われるケース
部分的に空になっている
|株式会社キタック
– きたきた商店のホームページ
上記のようなページタイトルは、CMSやテンプレートを使用したサイトでたまに見受けられます。データが不足していたりシステムの設計が不完全だと、特定のページでこのような状態になってしまうのです。
こういう場合、Googleのシステムは、タイトルの空になっている部分を検出し、ページ内の見出しやテキストから情報を探して調整し、検索結果で補完してくれます(すごい!)。
例えば上の例だと、こんなふうに。
会社情報|株式会社キタック
きたきたサンドイッチ – きたきた商店のホームページ
情報が古い
2020年度の採用情報|株式会社キタック
上記の例は、何らかの理由でページタイトルの日付が更新されていないようなケースです。
システムは検索結果のタイトルを下記のように修正して表示してくれる場合があります。
2021年度の採用情報|株式会社キタック
内容を正確に反映していない
リスティング広告、ディスプレイ広告、動画広告|株式会社キタック
特定カテゴリーのページ群で、ページタイトルを同一の表記にしている場合などに見られる例です。
該当のページが「リスティング広告」に関する詳細説明のページで、ディスプレイなど他の広告については言及していない場合、Googleのシステムは下記のようにタイトル変更して検索結果に表示する場合があります。
リスティング広告|株式会社キタック
ボイラープレート
「ボイラープレート」とは、つまりテンプレートのことです。タイトル要素をテンプレート化し、サイト内全てのページあるいは複数ページに渡って使用するというケースはよくあります。
制作実績|株式会社キタック
制作実績|株式会社キタック
制作実績|株式会社キタック
上記の例は、制作実績を掲載するカテゴリ内の複数ページに渡って、同じタイトルが記載されているという状況です。
このような場合、個々の制作実績ページが検索結果に表示される際は、Googleのシステムが情報を補完してくれるケースがあります。
株式会社◎◎◎|制作実績|株式会社キタック
△△△商店|制作実績|株式会社キタック
□□□ポータルサイト|制作実績|株式会社キタック
検索結果表示の際に、Googleのシステムがかなり賢く働いてくれる様子がわかりますね。このシステムは今後もどんどんアップデートされていくと思われます。このWeb広告ニュースでも引き続き最新情報をキャッチアップしていきます。