【令和2年度版】総務省調査の世代別SNS利用率を読む

2021年8月末に令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省)が公開されました。マーケティング・広告関連で参考になる各種調査の最新データを見ることができます。

当記事ではその中で特に筆者が興味をひかれた「世代別のSNS利用率」についてご紹介します。SNS広告プラットフォーム選定などにも参考になると思いますので、さらっと読んでみてください。

世代別SNS利用率(2020年調査)

世代別のSNS利用率について、当サイトで取り扱いのある、Facebook・Instgram・YouTube・Twitter・LINEのデータについて紹介します。報告書ではほかにもmixiやTikTokなどの利用状況も掲載されています。「利用」の定義は、閲覧・投稿/書込とのことです。

掲載データを基に、SNSごとに比較しやすいようグラフを作ってみました。点線は近似曲線です。

30代・40代が主なユーザー層
10代・20代で高シェア。30代もなかなか

幅広い世代が利用
10代・20代で高シェア。Instagramと似た分布

YouTubeよりも幅広い世代に浸透。

出典:「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(総務省)
表 5-1-1 【令和2年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)(P.66)より作成
https://www.soumu.go.jp/main_content/000765258.pdf

結果はイメージ通りでしたでしょうか。それとも意外だったでしょうか。

筆者としては、どちらかと言うと後者でした;Facebookは”おじさんのSNS”、”若者のLINE離れ”と巷で言われていたりもしますし、Twitterも10代・20代が突出している印象はありませんでした。

おまけ:利用者「数」を算出し比較

そこで、利用率に人口を掛けて利用者数を算出したところ、割としっくりとくるグラフになりました。縦軸の単位は千人です。各年代で人口が違うので、人数で比較していくと上とは異なる結果になります。ついでに見ていってください。

利用人数で比較すると近似曲線が上向く
40代ユーザーも相当数いることがわかる
40代ユーザーがトップに
10代・20代ユーザーがやはり多いものの、30代・40代との差は小さくなる
YouTubeと同様

※ちなみに、算出した利用者数の全世代合計を出すと、各SNS公表のユーザー数を超えることになります。あくまでサンプル調査の結果から出された利用率が基ですので、参考値として捉えましょう。

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この記事を書いた人

KA⚡AI

新潟県出身。早稲田大学卒業後、オーストラリアで修士、東京で経営管理システムコンサルティング、台湾の事業会社でのWebマーケティング・セールスを経て故郷新潟へUターン。2020年7月より現職。