動画広告クリエイティブのためのABCD
動画広告の効果的なクリエイティブ制作のために、Googleが用意したガイドラインが「ABCDフレームワーク」です。
今回は、AのAttract(引きつける)について掘り下げてみます。
Attract:引きつけるための手法
移り気でせっかちな視聴者に、動画をちゃんと見てもらうためには、冒頭部分でいかに心をつかむか、目と耳を向けてもらうかが重要です。
視聴者を引きつけるには、いくつかの手法があります。
- 意外で魅力的な画像、映像
- 寄りのショット
- 速いペース
- 人物を登場させる
意外で魅力的な画像、映像
「意外で魅力的な絵」で注意を引く、というのは、考えてみると当たり前のことを言っていますね。
この項目でGoogleが挙げているサンプルがこちら。
たしかに、めちゃくちゃ注意を引きますね。やりすぎなくらいやった絵を冒頭に持ってくれば、視聴者はしばらく目が離せなくなります。
寄りのショット
冒頭に、人物や商品などの、ぐっと寄ったショットを入れます。
Googleのサンプルはこちら。
見ているこっちが恥ずかしくなるくらい、寄ってますね。人物の顔、それからパンケーキ。よだれが出そうです。これくらい大胆に寄れば、インパクトが出ます。
速いペース
シーンの切り替わりを早くして、視聴者を飽きさせない、ということです。特に冒頭は、開始6秒以内が勝負と言われています。
Googleのサンプルはこちら。
天下のアディダス。スタイリッシュですね。スピーディにシーンが変わっていくので、止めるタイミングがないですし、「あれ、あの人もしかして…?」みたいな感じでもう一回観たくなります。
人物を登場させる
人物はやはり引きが強い。登場人物がいる場合は、できるだけ冒頭部分で登場させるといいようです。また、その人物が視聴者に直接語りかけるのも効果的です。
サンプルはこちら。
愛らしい子猫も重要な役割を担っていますが、教授っぽい男性が語りかけてくるのも、説得力がありますね。
動画の冒頭数秒は、勝負をかけましょう。アイデアを練って練って練り込んで、視聴者を引きつけておきたいですね。