動画広告クリエイティブのためのABCD
動画広告の効果的なクリエイティブ制作のために、Googleが用意したガイドラインが「ABCDフレームワーク」です。
今回は、CのConnect(つながる)について掘り下げてみます。
Connect:つながりをつくるための手法
視聴者の心をつかみ、ブランドを認識してもらったら、「つながり」をつくって興味を持続してもらいたいですよね。
つながりをつくるには、いくつかの手法があります。
- ストーリーテリング
- シンプルな方法で機能を見せる
- 視点をテストする
ストーリーテリング
視聴者の興味を維持するのに最もよく使われる手法が「ストーリーテリング」です。ストーリーに沿って動画を進行させていくことで、視聴者は「このあとどうなる」という興味とともに動画を最後まで見てくれるでしょう。
Googleが挙げているサンプルがこちら。
効果的なアクションを使い、対決ストーリーに沿って動画が進行しています。これは動画の終わりまで興味が持続しますね。
シンプルな方法で機能を見せる
ある意味ストーリーとは逆の手法です。感情的な要素を排し、伝えたいメッセージだけを絞り込んで発信します。視聴者は分かりやすく、簡潔にメッセージを受け取ることができます。
Googleのサンプルがこちら。
単刀直入な感じが気持ち良いですね。でも押し付けがましくない広告動画に仕上がっています。
視点をテストする
「つながる」を少し別の角度から考えてみます。動画は本来、発信者と受信者がいて、向かい合う関係になっています。その視点をずらしてみるという発想です。
例えば一人称の観点で動画を作成してみます。
再生画面の世界がぐっと身近になりますね。自分ごととして捉えられ、「つながり」やすくなりそうです。
つながるやり方は、ABCDの中でも特に多種多様ですし、正解はありません。
Googleは他にも、「人物をストーリーの中心に置く」などの例を挙げてくれています。
ガイドラインを参考に、状況に応じた、自分なりのやり方を模索していきましょう。