「ビジネスマネージャ」は、FacebookやInstagramのビジネスを一括管理できるツールです。
ここで言う「FacebookやInstagramのビジネス」とは、Facebookページの投稿や、広告の出稿、アプリの管理などです。
代理店など複数のページやアカウントを管理したり、担当者が複数いる場合は、ビジネスマネージャを利用するのが効率的です。
本稿では、ビジネスマネージャについて基本的な内容を解説します。
ビジネスマネージャとは
ビジネスマネージャとは、FacebookやInstagramによるマーケティング活動を支援するための公式ツールです(Instagramは2012年にFacebookに買収され、プラットフォームが統合されています)。
Facebookページの管理や広告アカウントの運用などが、一つの管理ツール上で行なえます。
Facebookの公式ページでは次のように書かれています。
代理店やマーケティングソリューション企業など、複数のFacebookビジネスアカウントを管理する必要がある所にとっては、なくてはならないツールと言えるでしょう。
また、自社でFacebookページや広告を運用している会社もよくありますが、その場合も、ビジネスマネージャを使ったほうが様々なツールを効率的に管理できるはずです。
ビジネスマネージャは、Facebookアカウントがある人なら誰でも下記のリンクから作成できます。
ビジネスマネージャでできること
ビジネスマネージャでは、Facebookでのビジネス、マーケティングに関すること、また関わる人を一元管理することができます。
当社(キタック)のビジネスマネージャTOPページを見てみましょう。
このように、広告アカウントのパフォーマンスデータや、管理しているページが概観できます。
ビジネスマネージャでできることで、主なものをざっと紹介します。
ユーザー管理
ユーザーを追加し、任意のアセット(ページや広告アカウントなど)と権限を割り当てることができます。ユーザー追加の際に認証が入るので、Facebookアカウントを持っていることが条件となります。
また、「パートナー」と言って、他のビジネスマネージャと任意のアセットを共有管理することもできます。
Facebookページ管理
Facebookページを管理します。投稿はもちろん、情報の編集、ユーザー追加、分析など様々なことが行なえます。
Instagramアカウントの紐付け
Instagramアカウントをビジネスマネージャに紐付けます。Instagramの場合、ここで管理するというよりは、連携といった意味合いが強いです。ビジネスマネージャに登録することでFacebookページや広告アカウントと紐付けることができます。
広告アカウント
Facebook広告やInstagram広告の設定を行う場所です。
Googleでいう、「MCCアカウント」です。
アプリの登録
Facebookには様々なアプリの登録が可能です。よく知られているものだと、Facebookフィードの埋め込みや、いいね、シェアボタンの埋め込みも、アプリとして発行されるものです。
これらのアプリもビジネスマネージャで一元管理できます。
イベントマネージャ
「ピクセル」と呼ばれる専用コードをサイトに埋め込むことで、ビジネスマネージャ上で様々な測定、分析が可能になります。ページビューやコンバージョン測定もこのピクセルを使って行います。
これらを管理する場所が「イベントマネージャ」です。
上記以外でも、広告などで発生する費用や支払関係の管理ができたり、マーケティングに有益な情報が確認できたりと、とにかくここでなんでも揃ってしまう、不可欠なツールなのです。
また、頻繁にアップデートされるので、日々ビジネスマネージャを利用しておかないと、最新の機能や動向をキャッチアップできなくなってしまうかもしれません。
FacebookやInstagramをビジネス、マーケティングツールとして使うのであれば、ビジネスマネージャを利用し、賢く管理しましょう。