この記事の要点
2023年5月1日に、Google広告の「類似ユーザー機能」が廃止されます。
Google広告の類似ユーザー機能が廃止
Google広告は、オーディエンスターゲティングに関する変更をリリースしました。
2023/5/1に、類似ユーザー機能の新規作成が不可になります。
その時点で類似ユーザーを使ったオーディエンスターゲティング(類似セグメント)が設定されたキャンペーンがある場合、設定は8/1まで保持されます。
8/1以降は、類似セグメントはキャンペーンから削除されます。
Google広告 ヘルプページ
元ネタは公式ヘルプより。
https://support.google.com/google-ads/answer/12463119
広告アカウントでもアラートが出始めています。
類似セグメントとは
そもそも「類似セグメント」とは、あるリストに似たユーザーをリスト化し、ターゲティングするセグメントです。
例えばサイトの訪問者のリスト(リマーケティングリスト)があれば、そのの人たちに似たユーザーをセグメントできたわけです。
仕様変更の背景
類似セグメントが廃止になる理由は、言うまでもなく近年のプライバシー保護の動きと関連付けられるでしょう。
Googleのヘルプにもこのような記載があります。
この変更が行われる理由
一般的なオンライン マーケティング手法の制限が厳しくなる中、ビジネスを成長させるには、より新しく、より強固な戦略が必要とされます。こうした変化を先取りするには、プライバシーに配慮した方法で関連性の高いオーディエンスにリーチし、成果を測定できるよう、自動化を導入することが最も効果的です。こうした状況に対応するため Google は、類似ユーザー機能を、最適化されたターゲティング、オーディエンス拡張機能、スマート自動入札などの、自社データの活用とマーケティング目標に沿った最適化に役立つ高度な自動化ソリューションにアップグレードします。
https://support.google.com/google-ads/answer/12463119
今後の方向性
上記の引用の後半部分にもある通り、Google広告は「自動化ソリューション」を強力にプッシュしています。
「わざわざ類似ユーザーを自分たちでセグメントしなくても、任せてくれればうまくやるよ」と言われているような。
ウェブ広告の仕様変更は今後も頻繁に行われそうなので、細かく注視していきます。