Googleマップ API 利用は有料(2018年7月〜)

googlemap

概要

みんな大好きGoogleマップ。地図サービスの大本命で、多くのウェブサイトで使われていますよね。

このGoogleマップ、以前は無料でばんばん使えていたのですが、現在では特定の使い方をする時に有料になる場合があります。

2018年7月から、Google Maps Platform

Googleのサービス変更により、2018年の7月から、「Google Maps Platform」というサービスがスタートしました。これにより、Googleマップの API 利用の際、一定の使用頻度を越えると課金されるしくみが取られることとなりました。

APIとは「Application Programming Interface」の略です。あるサービスを、独自のプログラムでカスタマイズして使いたいときに利用する装置みたいなものです。

GoogleマップのAPIであれば「Googleマップを加工して自分色にして使いたいときに利用するもの」です。

Googleは、自分たちのサービスを開発者が利用できるように、たくさんのAPIを用意してくれています。

マップの他にも、「GoogleカレンダーAPI」や「Gmail API」「YouTube API」などがあります。

Google Maps Platform公式サイトはこちら

Google Maps APIの料金体系(2022年最新版)

では、Googleマップの料金体系について説明します。

iframeで埋め込むだけならAPI不要

ウェブページをコーディングする際に(あるいはワードプレスなんかでページを作る際に)Googleマップを埋め込みたいとき、最初の選択肢となる方法は、「iframeで埋め込む」です。

Googleマップで所定の住所を表示させ、

「共有」メニュー から、

「地図を埋め込む」でiframeのHTMLコードをコピーし、それをそのまま貼り付けるやり方です。

このポップアップからHTMLコピーします

これであれば、「API利用」とはならず、いくら使っても無料です。

iframe埋め込みとAPIの違い

上記のやり方なら無料ですが、Googleマップをウェブページに使用する方法は、もう一つあります。それがAPIを使う方法ですね。

iframeの場合、所定の住所を表示させたGoogleマップのページを、小窓から覗かせる、というようなニュアンスです。小窓の中身はあくまでGoogleマップの元のページ。なので、触ったり加工できないわけです。

それに対してAPIは、自分のウェブページにGoogleマップの機能を呼び込んで、利用するという感じです。Googleが想定する範囲内なら、いかようにも使えます。自由度がとても高いのです。

これは、APIを使って遊んだサンプルです。

Google Maps API はどこまで無料でどこから有料か

結論を述べます。

1ヶ月 200ドル(28,500回リクエスト)まで無料

それ以上は

1,000リクエストにつき7ドル課金

です。

公式ページはこちら↓

まとめ

  • Googleマップのウェブページでの利用は、有料になる場合がある
  • iframe埋め込みなら、ずっと無料
  • API利用の場合、1ヶ月28,500回リクエストまで無料
  • それ以上は、1,000リクエストにつき7ドル
キタックの人

知らないうちに課金されてた….!というふうにならないように、まずは自分のサイトがどういうやり方でGoogleマップを使ってるのか、しっかり確認しておきましょう。

お問い合わせはお気軽に。

この記事を書いた人

樋口 大輔

新潟県新潟市出身。信州大学を卒業後、東京の出版社に就職。その後、日本とアジアを放浪。社会復帰し、ウェブ制作会社(東京)〜ウェブ制作会社(新潟)を経て、2015年5月キタック入社。2020年4月より現職。