Googleの検索広告で、「画像表示オプション」が正式リリースされました。
「画像表示オプション」は、広告表示オプションのひとつです。
広告表示オプションは、検索広告が表示される時に、見出しと説明文以外に追加で表示されるオプション機能です。例として「サイトリンク」や「住所表示」「電話番号表示」などがあります。
本稿では、画像表示オプションについて解説します。

画像表示オプションとは
以下は、Google広告の公式ヘルプからの抜粋です。
画像表示オプションを使用すると、既存のテキスト広告に関連性の高いリッチなビジュアルをアップロードできます。画像表示オプションは、商品やサービスの視覚に訴える魅力的なビジュアルを使用してテキスト広告のメッセージを強化し、パフォーマンスの向上に役立ちます。
https://support.google.com/google-ads/answer/9566341?hl=ja

検索広告はこれまでテキストしか表示されなかったけど、画像表示オプションの登場で、より視覚的な訴求効果を狙えるようになるわけですね。
画像表示オプションの表示イメージは、こんな感じです。

動的画像表示オプション
「動的画像表示オプション」というのもリリースされました。
これは「画像表示オプション」の自動化版といいますか、画像がランディングページから自動的に選ばれる、というものです。
Google広告の公式ヘルプからの抜粋です。
動的画像表示オプションは広告表示オプション(自動)のひとつで、使用すると広告のランディング ページから関連性の高い画像が自動的にピックアップされ、既存の検索広告を引き立たせることができます。
https://support.google.com/google-ads/answer/10109688?hl=ja

動的画像表示オプションでは、ユーザーの検索内容に対して最も的確な画像が選ばれる、ということになっているので、ここはひとつAIを信じて任せてみる、というのもいいかもしれません。
通常の画像表示オプションと併用し、効果測定を行ってみましょう。
留意しておくこと
毎回表示されるわけではない
すべての広告表示オプションがそうなのですが、設定したからといって、広告配信のたびに毎回表示されるわけではないということは知っておきましょう。
広告表示オプションはの表示条件は、「広告ランク」や掲載順位、他の広告表示オプションなどの要因によって決まります。
また、Google公式ヘルプの「画像表示オプション利用」の要件には、以下の記述があります。
画像表示オプションを使用するには、次の要件を満たしている必要があります。
画像表示オプションを使用するには、次の要件を満たしている必要があります。
・これまでポリシーを遵守してきた実績があること
・Google 広告アカウントが対象のカテゴリまたはサブカテゴリであること。画像表示オプションは、デリケートなカテゴリやサブカテゴリ(例: 性的なコンテンツ、アルコール、ギャンブルなど)に対応していません。
・開設から 90 日以上経過している Google 広告アカウントであること。
https://support.google.com/google-ads/answer/9566341?hl=ja

うまく使いこなせれば、画像表示オプションで効果的な訴求が出来るようになりそうですね。
ただ、検索広告はあくまで検索結果と同じフォーマットの、テキスト広告。
画像表示はあくまでオプション、「表示されたらラッキー」くらいに考えておくのがいいかもしれません。