LINE広告は、2021年3月末時点で月間8,800万人が利用する「LINE」アプリに広告を配信するプラットフォームです。
様々な配信面があり、各サービスの拡充・統廃合と共にしばしばアップデートが行われています。今回は2021年8月時点の配信面について解説します。
LINE広告の配信面一覧
LINE広告で配信できる場所(配信面)は、以下のものです。大きく「LINE」または「LINE広告」の2種類に分かれます。
- LINE
- トークリスト(スマートチャンネル)
- LINE NEWS
- タイムライン
- LINEマンガ
- LINE BLOG
- ウォレット
- LINE チラシ
- LINEポイント
- LINEショッピング
- LINE クーポン
- LINE マイカード
- LINE広告ネットワーク
配信設定は、この「LINE」または「LINE広告ネットワーク」の単位で指定が可能です。(トークリストに・・といった詳細な配信面を指定することはできません。)
また配信結果をみる際、どの配信面に表示されたのかも「LINE」または「LINE広告ネットワーク」の単位となります。詳細は下記参考リンク(公式FAQ)を参照してください。
※Talk Head Viewという動画形式で広告掲載をできるサービスがあります。こちらではLINEのトーク画面最上部に表示することができますがLINE広告とはまた別のサービスになります。
参考リンク
LINEの配信面
トークリスト
LINEのトーク画面最上部の広告枠です。スマートチャンネルとも呼称されます。
最も利用者の多い機能の配信面のため、多くのユーザーの目に留まります。
この場所に動画形式で広告掲載をできるTalk Head Viewというサービスがあります。こちらは、LINE広告管理画面からは出稿できず、別途お問い合わせが必要になります。
LINE NEWS
LINEアプリ内の「ニュース」タブ内に広告が表示されます。
LINE NEWSユーザーは情報収集に積極的な傾向があるため、広告内容が刺されば、広告のクリック率も伸びやすいです。
タイムライン
LINEアプリ内の「タイムライン」タブ内に広告が表示されます。
LINEタイムラインユーザーは他のSNSに比べ、広告へのエンゲージメントが高い傾向にあると言われています。
LINEマンガ
「LINEマンガ」アプリ内で広告を表示します。
ユーザー層は男女半々、年齢は、10代が3割、20〜30代が6割と、若年層だけでなく、幅広い世代に利用されています。
LINE BLOG
LINE BLOGのユーザー比率は、3:7で女性が多いです。
アーティスト、タレント・モデル、ママタレント、ファッション、アイドル、スポーツ、文化人、スペシャリスト、スタンプクリエイターと様々な属性の人達がブログを開設しています。
ウォレット
LINEアプリの「ウォレット」内に広告を表示します。
月間利用者5,400万人以上(2020年月時点)の幅広いユーザーにリーチできます。ウォレット内の様々なタブ(LINEチラシなど)内にも広告表示枠があります。
LINE チラシ
LINEアプリの「ウォレット」タブ内、「LINEチラシ」に広告を表示します。
ユーザーに合わせて近隣店舗のチラシやおすすめ商品が掲載されます。
LINEポイント
LINEアプリの「ウォレット」タブ内、「LINEポイント」に広告を表示します。
「友だち追加」「動画視聴」などの指定条件をクリアすることで、ポイントがもらえるサービスです。
LINEショッピング
LINEアプリの「ウォレット」タブ内、「LINEショッピング」に広告を表示します。
LINEアプリ上から商品を購入できるサービスです。約250社・1億点以上の出品がされています。
LINEクーポン
LINEアプリの「ウォレット」タブ内、「LINEクーポン」に広告を表示します。LINE公式アカウントがよく導線となっています。
LINEマイカード
LINEアプリの「ウォレット」タブ内、「LINEマイカード」に広告を表示します。
10代後半以降まで幅広いユーザーに利用されています。
参考リンク
LINE広告ネットワーク
LINE関連アプリではなく、LINEが保有するアドネットワーク上の3rd partyアプリに広告を配信します。GoogleでいうGDN、YahooでいうYDN、Facebookでいうオーディエンスネットワークのようなものです。
LINE広告には様々な配信面があります。LINEとその関連アプリだけでなく、広告ネットワークも保有し、そこへの配信も可能なため、多種多様なリーチが実現できます。