レスポンシブ広告とは
レスポンシブ広告とは、主にディスプレイ広告で採用されている、主要な広告フォーマットです。
様々なサイトやアプリの広告枠の型に合わせて、広告内容が自動的に組み合わされて表示される、というものです。
レスポンシブ広告では、見出し、説明文、画像、法人名、ロゴなどの「アセット」を規定の形式に従って入稿(登録)しておきます。
入稿したものが、広告掲載枠の形に応じて様々に組み合わされて表示されるわけです。
※入稿形式については、こちらの広告おたすけノートをご覧ください。
Google広告のヘルプでは、以下のように記述されています。
ある広告枠としては小さいテキスト広告として表示された同じレスポンシブ広告が、別の広告枠では大きいイメージ広告として表示される可能性があります
https://support.google.com/google-ads/answer/7009645?hl=ja
レスポンシブ広告は、インターネットの閲覧環境が多種多様になり、表示形式も一律でなくなったことから生まれました。
今ではディスプレイ広告においてほとんど唯一の選択肢となっています。
GDN(Google Display Network)でも、YDN(Yahoo Display Network)でも、レスポンシブ広告の基本的な仕様は同じです。
レスポンシブ広告の特長
インプレッションが伸びやすい
レスポンシブ広告は、広告掲載先のフォーマットに合わせて柔軟に形を変えられます。基本的には広告掲載先を選びません。
そのため、掲載先候補が無限に近い状態となり、インプレッションが伸びやすいのです。
工数の大幅削減
レスポンシブ広告では、テキストや画像などの各種アセットを入稿するだけで、大量のパターンの出力が可能です。
レスポンシブ広告の登場前、ディスプレイ広告はバナー広告が主流でしたが、その時は、多数派を占めるサイズのバナーを大量に制作、入稿しなければなりませんでした。数十点くらいでしょうか。作るべきバナーサイズも日々アップデートされ、かつGDN用、YDN用、スマホ用…といったことを考えていくと、きりが無い作業でした。
こういった作業から解放され、広告の運用、解析、LPの改善といった本来やるべきところに注力できるようになったのは大きなメリットです。
注意点:アセットの組み合わせを考える
レスポンシブ広告では、入稿したアセット(テキストや画像)の組み合わせでその都度広告が作成されます。
完成版を作るわけではないので、実際に表示されるパターンをイメージしながらアセットを作成、入稿していく必要があります。組み合わされたものがちぐはぐになってはいけません。
注意点:配信先を絞り込む
レスポンシブ広告を利用すると、広告枠を選ばず、あらゆる媒体に広告配信の可能性がでてきます。
むやみに配信し続けるのはうまくないので、数字を見ながら、掲載先をセグメントし、ある程度は絞り込む必要があるでしょう。