Googleディスプレイ広告の指標「相対クリック率」とは

(平均)クリック率はお馴染みの指標だと思います。ではGoogle広告の似たような名前の「相対クリック率」の存在はご存知でしょうか。

相対クリック率とは、自社広告のクリック率が競合と比べてどうだったのかを測る指標です。本稿ではその意味と活用方法を解説します。さらっと読んでみてください。

相対クリック率とは

相対クリック率は、ディスプレイ ネットワークでの広告の掲載結果を、同じサイトに表示された他の広告と比較して表します。

概要: 相対クリック率は、広告のクリック率を、その広告が掲載されたウェブサイトに表示されたすべての広告の平均クリック率で割った値です。

例: 相対クリック率が 1 倍の場合、その広告のクリック率は、ウェブサイトの同じセクションに表示されたすべての広告の平均クリック率と同じであることを意味します。

Google広告画面より

つまり相対クリック率が100%⇒競合他社と同じくらいのクリック率ということです。

100%より低ければ、競合他社よりもクリック率が低い
100%より高ければ、競合他社よりもクリック率が高い
という見方になります。

相対クリック率を確認する意義

上記引用のメリットとも重複しますが、競合と比較しての自社広告の良し悪しを測ることができます。

Google公式にはこのような言及があります。

ディスプレイ ネットワークでの広告掲載の成果を、同じウェブサイトに表示されている他の広告主様の広告の成果と比較するには、相対クリック率という指標を使います。ディスプレイ ネットワークでは、クリック率よりもこのデータのほうが有効です。

https://support.google.com/google-ads/answer/2549129?hl=ja

Google検索広告では、品質スコアやオークション分析といった指標が存在しますが、ディスプレイ広告にはありません。それらの代用として、参考にしてみるとよいでしょう。

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この記事を書いた人

KA⚡AI

新潟県出身。早稲田大学卒業後、オーストラリアで修士、東京で経営管理システムコンサルティング、台湾の事業会社でのWebマーケティング・セールスを経て故郷新潟へUターン。2020年7月より現職。