【Googleアナリティクス】直帰率と離脱率の違い

離脱のイメージ

ユーザーがサイトから離れる行動を表すGoogleアナリティクスの指標として、「直帰率」と「離脱率」があります。

Googleアナリティクスでは、例えば「行動>サイトコンテンツ>すべてのページ」のレポートで確認することができます:

この指標について解説します。

直帰と離脱の定義

直帰と離脱は、Googleアナリティクス上で、下記のように定義されます。

直帰 とは

直帰とは、あるページに着地した後、他のページに行かずにそのページから離れることを指します。ページの直帰率は、「そのページで開始しそのページで終了したすべてのセッション」÷「そのページで開始し、さらに他のページにも遷移したすべてのセッション」で計算されます。

離脱 とは

離脱とは、ユーザーがあるページからサイトを離れることを指します。

ページの離脱率は、ユーザーがサイト上の任意の数のページを訪問した後、どのくらいの頻度でそのページから去るのかを示しています。離脱率は、「特定のページからの離脱の数」÷「そのページのページビュー数合計」で計算されます。

直帰と離脱の違いのイメージ

ポイントは、すべての直帰は離脱でもある一方で、すべての離脱が直帰ではないことです。

参考:アナリティクス ヘルプ – 離脱率と直帰率の違い

直帰率と離脱率の計算例

ページA・B・Cで構成され5日間で以下のようなセッションがあったサイトの、ページ毎の直帰率と離脱率は以下のようになります。

直帰率・離脱率の計算

ポイントは、直帰率計算では計算対象のページで始まったセッションだけが考慮される点です。

直帰・離脱の把握の重要性

直帰・離脱を定期的に確認し、ページ別のパフォーマンスを把握しましょう。どのページから最も多くの人が去っているか、最も直帰・離脱の割合が高いページはどこかを把握することで、改善が必要である可能性が高いページを知ることができます。

ユーザーは最終的にいずれかのページでサイトを離れるため、それがどこで起こるかが重要です。コンバージョン前のステップ(例:フォーム入力ページ・支払いページなど)で離脱が多い場合は、ページ内容の見直しが必要な場合が多いでしょう。

この記事を書いた人

KA⚡AI

新潟県出身。早稲田大学卒業後、オーストラリアで修士、東京で経営管理システムコンサルティング、台湾の事業会社でのWebマーケティング・セールスを経て故郷新潟へUターン。2020年7月より現職。