こちらの記事では、Google広告のオーディエンスターゲティングにおける「アフィニティカテゴリ」を紹介しました。
「アフィニティカテゴリ」は、趣味やライフスタイルなど、興味や関心からユーザーを区分したものです。
区分は予めGoogleにより用意されており、広告のターゲティングの際にそれらを選択することで、特定の興味関心や嗜好をもったユーザーに広告を届けることができます。
「アフィニティカテゴリ」とは別に、「カスタムアフィニティカテゴリ」というものが用意されています。
「カスタムアフィニティカテゴリ」とは、「アフィニティカテゴリ」を自分で設計するもの、と捉えることができます。
カスタムアフィニティカテゴリの作成
既存のアフィニティカテゴリでは掴まえきれないターゲット層を設定したい、そんな時には「カスタムアフィニティカテゴリ」の出番です。
カスタムアフィニティカテゴリを作成の際には、下記の4つの設定項目があります。
【興味 / 関心】【URL】【場所】【アプリ】
設定画面はこのようになっています。
「興味 / 関心」で「フットサル」「シューズ」を入力するなど、設定項目を自分で入力していきます。
すると右側に、オーディエンスサイズなどの推定値がでてくるので、これを目安にしつつ、ターゲットの範囲を拡げたり狭めたりしながら自分なりのアフィニティオーディエンスを設計することができます。
カスタムアフィニティでは、広告設計者の入力情報をもとに、Googleシステムがターゲティングを自動で行います。システムのターゲティング精度が高まりやすいように、できるだけ情報を多く与えてあげるほうがいいでしょう。
設定項目の入力情報は、最低でも5つ以上が推奨されています。
以下で、4つの設定区分についてもう少し詳細に説明します。
興味 / 関心
広告を届けたいターゲット層に想定される興味や関心を、キーワードやフレーズの形で入力します。
インターネット上での行動に基づいてユーザーが解析され、広告が届けられます。
URL
広告を届けたいターゲット層が訪問しそうなウェブサイトのアドレス(URL)を入力します。ここで入力した URLと似たテーマのコンテンツを閲覧しているユーザーに広告が表示されるようになります。
ただし、入力した URL に広告が表示されるようになるわけではありません。
訴求したいものと同じジャンルのURLや、競合のURLを入力するなどして利用します。
場所
広告を届けたいターゲット層が利用する可能性が高い場所の情報を入力します。
場所を指定しても、実際にそれらの場所にいるユーザーにしか広告が表示されなくなるわけではありません。
なぜか、YouTubeに配信するキャンペーンのみで利用可能です。
レストランや衣料品店、美容施設など様々な場所が設定可能です。
アプリ
広告を届けたいターゲット層が使用する可能性が高いアプリ名を入力します。
ただし、指定したアプリに広告が表示されるようになるわけではありません。
カスタムアフィニティカテゴリを使うことで、より制度の高いターゲティングが可能になります。マーケティングの目的に応じて、オーディエンスターゲティングの手法を使い分けていきましょう。