検索ボリュームを把握する – キーワードプランナーとGoogleトレンドの違いについて

リスティング広告の出稿キーワード選定、Webコンテンツ作成の際に、特定のトピック・キーワードの検索ボリュームを調べ、世間の興味関心度を測ることはよくあると思います。

そこで登場するツールがキーワードプランナーとGoogleトレンド。

なんとなく、リスティング広告のキーワード選定はキーワードプランナー、Webコンテンツ作成の下調べにはGoogleトレンドを使うことが多いと思います。時に両ツールを使って結果を比べてみると波のかたちが異なる結果に出くわすことがあります。(もちろん、どちらも仕様上正しい結果を表示しています。)

この違いはどこから来るのか – 当記事は両ツールの違いについて解説します。さらっと読んでみてください。

キーワードプランナーとGoogleトレンドの違い

キーワードプランナーとGoogleトレンドの大きな違いは、検査対象のキーワードの人気度をどのように計算して表示するかです。

キーワードプランナーは、対象のキーワードの検索ボリューム(推測)を表示します。


一方Googleトレンドは、対象期間に行われたGoogle検索の総数を考慮した相対的な統計情報(=トレンド)を表示します。何回検索されたかは重視されておらず、期間中Googleで検索されたすべてのキーワードの中で、そのキーワードが何%を占めているかを基準にしています。ですので、検索ボリュームと関連はあるにはありますが、完全な相関関係があるわけではなく、キーワードプランナーとグラフの波を比べるとかたちが一致しないことが起こるのです。

よって、特定のキーワードの具体的な検索ボリュームのデータを得たい場合はキーワードプランナーを使うことをお勧めします。

Googleトレンドが役立つ場面は、あるトピックが、今人気があるのかどうかを判断したい場合です。関心が高まっているのか、下がっているのか、あるいは安定しているのかを可視化できます。新しいトピックの施策を打つ際にGoogleトレンドは大まかなイメージを把握するのに役立ちます。

両者の違いを理解し、Web施策に役立てましょう。

参考:

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この記事を書いた人

KA⚡AI

新潟県出身。早稲田大学卒業後、オーストラリアで修士、東京で経営管理システムコンサルティング、台湾の事業会社でのWebマーケティング・セールスを経て故郷新潟へUターン。2020年7月より現職。