プレースメントについて

Web広告には様々なターゲティング方法がありますが、ディスプレイ広告や動画広告において「プレースメントターゲティング」という手法があります。

本稿では、「プレースメント」について解説します。

プレースメントとは

Web広告における「プレースメント」とは、広告の配信先となるWebサイト、アプリ、動画のことです。

「プレースメントターゲティング」は、その名の通り、配信先のWebサイト、アプリ、動画を指定するやり方です。

自動プレースメントと手動プレースメント

プレースメントの指定方法は、二種類あります。「自動プレースメント」と「手動プレースメント」です。

自動プレースメントは、自動で配信先が決められます。ターゲティング設定で、キーワードや掲載先のトピックを指定し絞り込みをすることで、関連したプレースメントが選ばれるわけです。

言わば「ゆるやかなセグメント」で、配信先候補も幅広く、リーチも伸びます。

通常は、この自動プレースメントがよいでしょう。

それに対し「手動プレースメント」は、完全に配信先を指定するやり方です。広告を掲載したいWebサイト、アプリ、動画などを、URLやIDで指定します。

手動プレースメントの注意点

狙ったところにピンポイントで広告を掲載できる!すばらしい!

と思うのですが、そう簡単な話ではありません。

手動プレースメントで配信先を限定すると、当然、掲載の競争率も上がります。
広告掲載先が限定されているので、リーチも伸びづらくなります。
広告ランクが低く、広告がぜんぜん配信されない…ということもあり得ます。

手動プレースメントで狙った配信先にきちんと広告が表示されるためには、ある程度入札単価を引き上げておく必要があるでしょう

細かく配信状況を見て、思うようにリーチが伸びない、あるいは、全く表示されない、という状況になっていたら、他のプレースメントを追加したり、自動プレースメントに切り替えたりして候補を拡大するか、入札単価を上げるか、といった対応が必要になります。


プレースメントの考え方はおわかりいただけたでしょうか。ディスプレイ広告や動画広告で狙ったところに広告を掲載したい場合には、手動プレースメントが有効です。配信状況を細かく確認しながら運用しましょう。

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この記事を書いた人

樋口 大輔

新潟県新潟市出身。信州大学を卒業後、東京の出版社に就職。その後、日本とアジアを放浪。社会復帰し、ウェブ制作会社(東京)〜ウェブ制作会社(新潟)を経て、2015年5月キタック入社。2020年4月より現職。