Twitter(ツイッター)広告の費用・課金方式

当記事ではTwitter(ツイッター)広告にかかる費用について、「どのように課金が行われるのか」の観点からご紹介します。

課金方式

Twitter広告は広告により得たい結果(ツイートの拡散、ウェブサイトへの訪問、フォロワー獲得など)を目標として指定し、その結果が得られた場合に費用が発生します。設定できる目標とその課金単位は以下となります:

ブランド認知度の向上が目的の場合

■目標:リーチ → インプレッション数に応じて課金

Twitter広告のリーチの拡大を目標に設定した場合は、「広告のインプレッション数(1,000件単位)」で課金が行われます。広告ツイートへのいいね、リツイート、クリック、フォローなどのエンゲージメントについては課金されません。

購入・利用の検討を促すのが目的の場合

■目標:動画の再生 → 再生数に応じて課金

Twitter広告の動画の再生を目標に設定した場合は、「動画の再生数」で課金が行われます。再生されなかった場合は費用発生しません。(広告が配信されたこと自体への課金はありません)

■目標:プレロール再生 → 再生数に応じて課金

「プレロール広告」というユニークな広告形式があります。200以上の提携メディア(テレビ会社、テレビ番組、スポーツチーム報道機関など)が配信している動画の本編の前に、広告主の動画をプレロール広告として配信することができます。プレロール広告の動画は6秒までスキップ不可・以降はスキップボタンが表示されるようになります。

このプレロール広告の再生数増加を目標とした場合は、再生あたりの課金となります。

■目標:アプリのインストール → アプリのクリック数に応じて課金

広告で宣伝するアプリケーションのインストールを目標に設定した場合は、「広告上のアプリへのリンクのクリック数」で課金が行われます。


■目標:ウェブサイトのクリック → リンクのクリック数に応じて課金

サイトへの訪問数増加を目標に設定した場合は、「広告上のサイトへのリンクのクリック数」で課金が行われます。


■目標:エンゲージメント → エンゲージメント数に応じて課金

エンゲージメント数増加を目標に設定した場合は、「エンゲージメント数」で課金が行われます。エンゲージメントとは、ユーザーからのいいね、リツイート、返信を指します。広告ツイートへの最初のエンゲージメントに対して課金が発生します。


■目標:フォロワー → 被フォロー数に応じて課金

フォロワー数拡大を目標に設定した場合は、「被フォロー数」で課金が行われます。広告を通じて獲得した新規フォロワー数に対してのみ発生します。

コンバージョンが目的の場合

■目標:アプリのリエンゲージメント → アプリのクリック数に応じて課金

アプリのリエンゲージメントを促したい場合「広告上のアプリへのリンクのクリック数」で課金が行われます。リエンゲージメントとは、アプリを開いたり、更新したり、アプリ内での行動をすることを指します。費用はユーザーがアプリを開くためのリンクのクリックに対してのみ発生します。アプリを開いたあとの行動については課金対象にはなりません。

入札方法

Twitter広告は以下の入札形式があります。設定した目標により選択肢が異なります。

自動入札

設定した予算の範囲内で最大の結果が得られるように入札額が自動的に最適化されます。初めて広告を出す場合や、素早く広告キャンペーンを始めたい場合にこの入札タイプが推奨されています。

上限入札単価

課金対象となる行動(上記参照)ごとに、上限の単価を設定します。この金額を超えて課金されることはありません。成果をより細かくコントロールしたい場合に向いています。

目標入札単価

「リーチ」、「アプリのインストール」、「ウェブサイトのクリック」、「アプリのリエンゲージメント」を目標に設定したキャンペーンで利用可能な入札形式です。課金対象となる行動(上記参照)ごとに、上限の単価を設定します。上限入札単価とは異なる点は、1日あたりの平均額が上限額に近づくように調整されます。

Twitter上で得たい結果を具体的に指定でき、それに応じた課金設定が行われることがTwitter広告の特徴です。目的に応じて使い分けていきましょう。

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この記事を書いた人

KA⚡AI

新潟県出身。早稲田大学卒業後、オーストラリアで修士、東京で経営管理システムコンサルティング、台湾の事業会社でのWebマーケティング・セールスを経て故郷新潟へUターン。2020年7月より現職。