Yahoo!広告独自の機能で「サーチターゲティング」というものがあります。
「サーチターゲティング」とは、検索語句に応じてディスプレイ広告を配信する、という仕組みです。
ここでは、サーチターゲティングとはなにか、解説します。
サーチターゲティングの概要
サーチターゲティングは、Yahoo!広告独自の仕様です。
厳密には、YDN(Yahoo Display Network)で使える、ターゲティング手法のひとつです。
ユーザーが「Yahoo! JAPAN」で検索したキーワードをもとに設定するYahooディスプレイ広告のターゲティング手法。
検索キーワードを予め登録しておき、登録キーワードの検索ユーザーに対してディスプレイ広告を配信する。
キーワードを登録するところは、リスティング広告と同じですが、配信する形式はディスプレイ広告です。
広告の配信先をキーワードでターゲティングする場合、リスティング広告と合わせてこのサーチターゲティングによるディスプレイ広告を行うことで、潜在ターゲットの量と訴求力がぐんとアップする可能性があります。
サーチターゲティングの留意点
キーワードは自由に設定できるわけではない
リスティング広告と違い、サーチターゲティングの場合はキーワードを自由に設定できるわけではありません。
サーチターゲティングを行うためには、まず「サーチキーワードリスト」というものを作ります。
サーチキーワードリストは、作成、編集、保管が可能で、複数のキャンペーンで使い回せます。
サーチキーワードリストは、「サーチキーワード候補」の中から選択する形で作成することになります。
つまり、「サーチキーワード候補」にないキーワードは、サーチターゲティングでは設定できないのです。
ちなみにサーチキーワード候補は、インターネットユーザーの検索状況により、更新されます。
サーチキーワード候補は、「キーワードで検索」または「URLで検索」のいずれかの方法で探します。
「キーワードで検索」では、自由に入力したキーワードに関係した「サーチキーワード候補」が検索され、その中から実際のサーチキーワードを登録していく流れとなります。
検索履歴の有効期限、検索回数を設定可能
サーチターゲティングは、ユーザーが特定のキーワードで検索した際に、他サイト閲覧時に広告を表示する仕組みです。
この、「検索した」という履歴の有効期限を設定することができます。
「1日以内」「3日以内」「7日以内」「14日以内」「30日以内」の5つが設定可能です。
これにより、例えば7日以内に「○○○」というキーワードを検索したユーザーというセグメントが可能になります。
また、有効期限内に、「何回そのワードを検索したか」という設定もできます。
ユーザーのモチベーション度合いにより、広告内容を分ける、というやり方も考えられそうですね。
Yahoo!独自のサーチターゲティングという手法を紹介しました。検索ワードによるターゲティングをご検討の際は、ぜひ視野に入れておきたいやり方です。